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【第2回】日本人が意外と知らない、和室のマナー

印象管理コラム

 こんにちは。マナーコンサルタントの樋口智香子です。

 あなたは、接待というと、どんな場面を想像するでしょうか。私は、和室のイメージが浮かびます。スーツ姿の男性と和服の男性が、和室で向かい合い「まぁ、おひとつどうぞ」などと言って、お酌をするシーンです。こんなTVドラマにでてくるような接待は、日常にはなかなか無いかもしれませんが、和室を利用しての接待、ということは、よくあるのではないでしょうか。和室には、日本人ならではの作法があります。接待の席で、知らずにNGマナーをおかしてしまわないよう、しっかり確認しておきましょう。

敷居を踏まない

 子どもへのしつけとして「敷居を踏むとお父さんの頭が痛くなるよ」という地域があります。敷居は当主の象徴とされており、そこを踏むのはとても失礼なこととされています。また、敷居は柱とのつながりがあるため、家の建てつけが狂うという説もあります。

畳のふちをふまない

 畳をふちどる布地を踏んではいけません。元来、畳のふちには、高級な布地があしらわれ、家紋を入れることも多かったことから、ここを踏むのはNGとされています。

席次を心得ておく

 和室では、床の間にいちばん近い席が上座です。床の間が無い場合は、和室の出入口からいちばん遠い奥の席が上座です。上座には、主賓に座っていただくようにしましょう。また、出入口からいちばん近い席は下座です。ここには、世話役や招待する側のいちばん地位が低い人が座ります。

座布団は、勧められてからあてる

 個人宅の訪問など、自分が招待された場合、座布団は「どうぞ」と勧められてからあてるのがマナーです。居酒屋の個室など、接待の席ではさほど気にすることはありませんが、和室の作法として覚えておきましょう。

 以上、和室での振る舞いについてのマナーをご紹介しました。次回は、料理やお酒をいただく際の、和食のマナーについてお伝えいたします。

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