前回、2014年に日本を訪れる外国人観光客数が過去最高になったとお話しました。
現在では街中を歩いていても、英語や中国語、韓国語などを耳にする機会がとても多くなりました。
もしも今、街中で外国人に声を掛けられたらどうしますか?
言葉が分からないからと、聞こえない振りをしてその場を去りますか?
例え言葉は通じなくても、笑顔で何とかコミュニケーションを取ろうとしてみますか?
本当はきちんと答えてあげたいのだけれど…。そんな思いを持っている方も多いかもしれません。
その様な言葉の壁の対処法として、まずは次の2つの事を実行してみて下さい。
1つ目は「笑顔」。そして2つ目は「伝えようとする姿勢」です。
「笑顔」は、どんな時でもコミュニケーションを円滑にする緩和剤になるのです。
そして、「心を込める姿勢」「何とかコミュニケーションを取ろうとする姿勢」は必ず相手に伝わります。
英語が苦手、恥ずかしいからと、その状況を避けるのではなく、是非「気持ちのコミュニケーションを図ること」にチャレンジをしてみて下さい。
以前、客室乗務員をしていた頃、英語も日本語も全く通じない中国人のお客様がいらっしゃいました。
ジェスチャーを使いながらどうにかコミュニケーションを図ろうとしましたが、最終的なコミュニケーションとして「漢字」の使用に至りました。
「行先?」「電車?」
漢字が使える場合、この様な簡単な漢字でのコミュニケーションが取れる事を頭の隅に置いておいていただければ、いつかどこかで役に立つチャンスが出てくるかも知れません。
そして、この一見単純そうに見えるやり取りが、実は旅の素敵な思い出に変わっていくのです。
楽しかったやり取りを思い出し、私自身も相手に伝えられたという喜びを感じた事を、今でもはっきりと覚えています。
さて、今回のキーワードは『笑顔』と『姿勢』です。
笑顔は世界の共通語、と言われるように、国籍・人種を問わず心を通わせることのできる、いわば魔法のようなもの。普段から自然な笑顔でいられたら、更なる世界が広がっていくかもしれません。
コメント