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【第8回】キラッと光るビジネスマナー 好感をもたれる話の聴き方 その1

印象管理コラム

 こんにちは。マナーコンサルタントの樋口智香子です。今回は、話の聴き方についてお伝えします。人は「自分の話を聞いてもらいたい」という欲求を持っています。話を聞いてもらうことにより「受けいれてもらった」「自分に関心を持ってもらえた」という満足感を得るのです。そのため、「聞き上手」であることは、好かれるビジネスパーソンの必須項目。効果的な話の聞き方を、身につけておきましょう。

「聞く」と「聴く」

 「聞」という字は、「門」に「耳」と書きます。話し手と聞き手との間に、「門」という隔たりがある様子をイメージしてください。それに対し、「聴」という字は「耳」「心」「目」「十」と分解することができます。耳と目と心を傾けて、話し手の語ることを、熱心に聞いている人の姿をイメージしてください。人の話を聞くときは、「聴く」という字のごとく、アイコンタクトをとり、聞くことに集中し、相手を受容し、共感する心をもちましょう。

話を聞くときの姿勢

 相手に正対しましょう。顔と体を相手に向けて、話を聞きます。何か作業をしながらの「ながら聞き」はしないこと。人は、興味のある話を聞くとき、自然と体が前のめりになります。意識的に「前傾姿勢」をとると、「あなたの話に、とても興味があります。」というボディランゲージになります。お客様や目上の方に対しては、謙虚な印象にもなり、効果的です。

アイコンタクトと表情

 相手の目を見て、話を聞きましょう。このとき、凝視しすぎると、相手に圧迫感を与えてしまいます。見守るようなつもりで、優しいまなざしを向けましょう。アイコンタクトをとるときは、顔の角度にも注意してください。あごが上がると、見下したような印象になり、あごが下がると、疑っているような印象の「上目づかい」になってしまいます。あごと床の角度が、平行になるようにしましょう。

 表情は、相手の表情に合わせます。相手がうれしい話をしているときは、聞き手も、うれしそうに、にこやかに。残念な話をしているときは、聞き手も、残念そうに。相手の気持ちに共感していることを、表情にも表しましょう。

話をさえぎらない

 相手の話をさえぎらないようにしましょう。話の腰を、途中で折らないことです。途中で自分の話をはじめたり、趣旨の違う質問をして話の論点を狂わせてしまうと、話し手は、ストレスを感じます。まずは、聞くことに徹してください。疑問がわいたら、話し手が、ひと区切り話し終えてから、質問するようにしましょう。

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