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【第4回】接待におけるお酒のマナー

印象管理コラム

 こんにちは。マナーコンサルタントの樋口智香子です。

 接待といえば、お酒がつきものですね。お酒には、リラックス効果があります。日頃、堅苦しいビジネスの話ばかりをしている関係でも、お酒が入ると深い話ができるようになり、親密度が増すという良い点があります。その反面、悪酔いをして、大切なビジネスの宴席で、相手に不快な思いをさせてしまったという失敗談を耳にすることもあります。接待の場にふさわしい、お酒のマナーを身につけておきましょう。

乾杯のマナー

 シャンパングラスやワイングラスの乾杯は、グラスをかちんと合わせないようにしましょう。グラスはとても薄く、繊細なもの。ぶつけてしまうと痛んでしまいます。洋食の乾杯では、グラスを目の高さに掲げるようにして、相手の方とアイコンタクトをとり、にっこりほほ笑むとスマートです。正式な乾杯では、この後グラスを置き、拍手をします。
ビアグラスやビアジョッキの場合は、軽くグラスを合わせても結構です。このとき、相手のグラスよりも自分のグラスの位置を低くすると、目上の方から好印象を持たれます。がつんと強くぶつけず、軽くふれさせる程度にしましょう。

挨拶やスピーチの間は、きちんと話を聞く

 宴席で、自己紹介の挨拶やスピーチが行われることがあります。お酒が入るとつい、周囲の方との会話が盛り上がってしまいますが、全体へのお話にはきちんと耳を傾けましょう。誰かが話をしている最中に、こそこそと隣の人と話したり、携帯電話を操作することも失礼です。

周りの人の、グラスの残量を気にかける

 グラスの中身が減り、飲み終わりそうになっている人がいたら、「次は何をお飲みになりますか?」と声かけをしましょう。このとき、一人だけでなく、周りの人のグラスの残量を気にかけ、なるべくオーダーをまとめるとよいでしょう。また、なかなかグラスが減らない方への心配りも忘れずに。ゆっくりとマイペースで飲んでいる場合は無理強いをせず。お酒があまり得意でない人もいますので、その場合、お水やソフトドリンクを勧めましょう。

グラスについた口紅は、どうしたらいいでしょう?

 グラスについた口紅を指でぬぐう動作は、正式な場では避けた方が無難です。そのためにも、食事の前には、口紅をティッシュで軽く押さえておきましょう。どうしてもついてしまったものは、指でぬぐってもかまいませんが、あまり頻繁にならないようにしましょう。

次回は、お酒のマナーについて、さらに詳しくお伝えいたします。

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