正しい言葉遣いによって与えられる印象

日本は世界の数多くある言語の中でも、特に美しい言葉を持っています。
 
漢字やことわざ・慣用句。
四時熟語の豊かな国。
 
そして細やかな気配りが感じられる敬語。
 
しかし、敬語をなかなか上手く使えない人がいるのも事実です。
 
敬語が使えないというのはビジネスパーソンとしてはもちろん大人として良い印象は与えません。
 
あなたのまわりにもこんな人いませんか?
 
 

初対面なのに敬語を使えない

ビジネスの場でもごく稀にですが、初対面にも関わらず敬語ではなく、いきなりフランクに話しかけてくる方がいらっしゃいます。
 
もしかしたら、早く打ち解けるためにと考えフランクに話しかけているのかもしれませんが、初対面の場合、これから関係を築いていく第一歩になる瞬間に敬語を使えないと「失礼だな、この人」と思われがちです。
 
 

お店の人に対して敬語を使わない

「えっ、なんで店員に敬語使わないとだめなの?相手は仕事なんだから、こっちが敬語使う必要ない」と感じる方も多いと思います。
 
しかし、お店の雰囲気や店員さんとの関係性にもよりますが、店員さんは自分に品物を供給してくれる人です。
 
敬語を使いお互い気持ちよくコミュニケーションが取ることができれば、店員さんもサービスがしやすくなります。
 
ある雑誌の「不快感を感じる態度」アンケートでは、「店員さんに傲慢な態度をとる」というのが上位にありました。
 
店員さんと親密であればまだしも、最初から敬語を使わずに接することは威圧的な印象を与えかねません。
 
こういった場面で敬語を使わない方は中高年世代によく見受けられます。
 
似たような事例でファストフードやコンビニなどで、一言も発しないでお金を投げるように店員さんに渡している中高年の方を見かけたときがあります。
 
私は学生時代、接客のアルバイトをしていましたが、そういったお客さんがいらっしゃる度にとても不快な思いをしていました。
 
お客さんのちょっとした一言で気持ちよく仕事ができるものです。
 
その気持ちの良い仕事が自分に向けられるのですから、店員さんに対して敬語で接するのも悪くないと思いませんか?
 
 
店員さんも人間です。
サービスを受ける側もマナーを守ることが大切です。
 
 

敬語・正しい言葉遣いをするメリット

敬語は相手に自分の気持ちを柔らかく伝えてくれる素敵なものです。
 
例えば…
 
◆相手をたてているという気持ちを伝えることができる。相手を見下していないという思いが伝わります。
 
◆相手の間違いを指摘するときは、トゲトゲしい口調になりがちですが、敬語を使うことで相手を責めないように伝えることができます。
 
◆自分より立場が下の人にも敬語を使うことで相手をたて、尊重することができる人だと思われる。
 
相手をリスペクトしていることを伝えることができます。
 
以上のような効果がある敬語には人と人のコミュニケーションを円滑にします。
 
敬語を自然にスマートに使いこなす方は素敵な印象を与えます。
 
 

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