キラッと光るビジネスマナー 通常勤務時のマナー

印象管理コラム

 こんにちは。マナーコンサルタントの樋口智香子です。

 肌に感じる風が涼しくなり、日に日に秋の気配が増してきました。夏から一転、新規案件への取り組みを進める企業も多いのではないでしょうか。季節の変わり目は、心身ともに不安定になりがちです。ここでしっかり、ビジネスパーソンとしてのあり方を見直し、気持ちの切り替えをしましょう。

 今回は、出勤時のマナーについてお伝えいたします。一日のスタートを晴れやかな気持ちで向かられるよう、もう一度、基本をおさえておきましょう。

身だしなみを整える

 衣がえをむかえる季節、秋物の準備は万全でしょうか。クローゼットにしまい込んだスーツにブラシをかけ、しばらく外気にあて、さっぱりとさせておきましょう。オフィスに入る前には、鏡をチェックしてください。特に、目元・口元はよく見て、汚れがないことを確認しましょう。


挨拶は「+αの言葉添え」を心がけて

 出社したら、周囲の方に明るく挨拶をしましょう。挨拶に「+αの言葉添え」をすると好印象です。

「おはようございます」+「だいぶ涼しくなりましたね」(天気のこと)
「おはようございます」+「そのネクタイ、お似合いですね」(相手をほめる)
「おはようございます」+「昨日はありがとうございました」(前回に関連づけたこと)

 相手に合わせ、コミュニケーションのきっかけとなるような言葉を添えましょう。明るい声で、さやわかな笑顔と共に挨拶するのがポイントです。


一日の仕事の流れをチェックする

 スムーズに仕事をはじめられるよう、デスク周りを整えます。店舗など、お客様をお迎えするオフィスであれば、周辺機器が正しく作動するかも要チェックです。

仕事の優先順位は、以下を参考にしてください。

1 「重要度が高く、急ぐもの」

2 「重要度は高いが、急ぎではないもの」
   ↕
3 「重要度は低いが、急ぐもの」

4 「重要度が低く、急ぎではないもの」

2と3は、状況に応じて入れかえることが必要です。

 例えば、Aという重要度の高い案件を処理している間に、Bという「重要ではないが、返事を考えるのに時間を要するメール」が来たとします。Bは「メール返信」にフォーカスすれば「急ぎのもの」に属します。しかし、Bに時間がとられ、Aに取り組めないようであれば、Bへは応急処置をします。「案件がまとまり次第、○月○日までに返信いたしますので、今しばらくお時間をくださいませ」と返信しておき、Aの処理が終わり次第、しっかりとBへの返事を考える、という具合です。

 目先のことにとらわれ、仕事の優先順位を誤ると、後から自分が苦労します。判断力を身につけるとともに、迷ったら上司に確認をして、スムーズに仕事を進めましょう。





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