前回は
お店選びの難しさと良いお店に出会えた時の
喜びについて書きましたが、
今回は良いお店=また来たいと思わせたポイントは
何だったのかを考えていきたいと思います。
皆さんが良いお店だと考えるポイントってどこですか?
私は料理が美味しい、
店員さんの感じが良いといった
個々のポイント以前に、
そのお店で過ごした時間は居心地が
良かったかどうかがポイントになってきます。
これは一人で食事を行っても、
誰かと食事に行っても変わりません。
例えば、
仕事帰りに
「今日は一人でゆっくり美味しいものを
食べに行きたいなぁ」と思いながら
「あそこのホテルの最上階にある
レストランの料理が美味しかったな」と
同時に思ったとします。
みなさんはこの場合一人でも
ホテルの最上階のレストランに行きますか?
もちろん、
一人でも全く気にせず行くという方も
いらっしゃると思いますが、
大半の方は、「あそこのレストランに
一人で行くのはちょっと気がひけるな…」
と思い
「今日は別のお店に行こう」
または
「今日は一人での食事をやめて誰か
友達を誘ってみようかな」と
考えるかと思います。(私はそうです。)
ではなぜ気がひけるなと思ったのでしょうか?
私の場合は
「ホテルの最上階で夜景も見えて
雰囲気の良い素敵なロケーションの中、
周りのお客さんはオシャレな格好をしている
カップルが多いし、いくら美味しい料理が
出てきたとしてもこんな素敵な雰囲気の中、
私だけ一人で食事をしていて寂しい気持ち
になりそうだし、周りの視線が気に
なっていましそう…」と
考えると気が引けてしまいます。
つまり居心地が良くないなと感じてしまっているのです。
ではこの例だと、どうでしょう?
「今日は妹の誕生日だからお祝いをしたいな」
と思いながら「あそこのホテルの最上階にある
レストランの料理が美味しかったな」と
同時に思ったとします。
すると、
「あそこのレストランはホテルの最上階で
夜景も見えて雰囲気の良い素敵なロケーションの中、
美味しい料理を食べながら妹のお祝いができる」と
感じ、一人では気がひけてしまう場所だったのが、
「妹の誕生日にレストランに行く」となると
素敵な時間を過ごせると感じ、
すんなりと行ける場所となるのです。
このように同じお店でも居心地の良いお店とは
シチュエーションによって変わってくるといえます。
また来たいと思う根本の心理は居心地の
良さであることで、
私たちは自然とシチュエーションにそった
お店選びをしているのです。
その上で料理の美味しさや店員さんの
サービスの質によってお店への評価が上がり、
また来たいと思わせることへ繋がっているのです。
次回は良いお店の共通点についてお話します。
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