男性と女性の視点は違います。
女性は男性のあなたのことを意外なところまで見ているのです。
例えば男性は上司の仕事の仕方や内容について見ていますが、
女性は仕事以外にも、表情、見た目の印象、服装や髪型、鼻毛や
フケといった様々な面までトータルで上司を評価する傾向があります。
相手によって言っていることが違っていませんか?
小さな約束でもきちんと守れていますか?
言行一致していますか?
そういった言動から、トイレが男女共用の場合はその使い方、
ゴミの捨て方まで本当に些細なところまで女性は見ているのです。
「そんなとこが多少だらしなくても仕事さえ問題なく出来ていればいいじゃないか!!」
と思う方もいらっしゃるかと思います。
実はここに仕事に対しての視点で男性と女性に違いがあるのです。
もちろん一概には言えませんが、男性は仕事や組織についていく一方で、
女性はあくまで「人」についていく傾向が強いです。
女性は仕事に対し、「何をするか」よりも「誰とするか」「どんな人と一緒にするか」
といった事を重要視します。
その為に自分が認めた相手とそうでない相手とでは、対応する態度がまったく違っていたり、
言う事を素直に聴けるか聴けないかといった感情的な違いが生じるのです。
もちろん女性に媚びる必要なんて一切ありません。
ただ、嫌われるよりは好かれている方が圧倒的に仕事はしやすいです。
周りの人を巻き込んで気持ちよく動いてもらった方が明らかに、仕事がしやすいですよね?
そして、それは結果として成果へと繋がるのです。
そのためには一人一人どのように関わったら仕事がスムーズにいくのか、
やる気が出るのかといったツボとタイミングを見極め接する必要があります。
その一歩として男性には仕事の内容を意識して見せる、女性には
気持ちを大切にする事といった社内営業は必要となります。
社内営業というと難しそう、面倒くさいと思うかもしれませんが、相手に
「この人は私(僕)のことを気にかけてくれている」
と感じさせられるかという事です。
それは決して難しいことではなく、
「毎朝、スタッフの目を見て笑顔で挨拶をする」、「前にスタッフが話していたことを覚えている」等
きちんとスタッフと向き合う姿勢を見せることから始まります。
特に女性はこういった部分を良く見ています。
また昨今の若手男性の感性は女性に近いと言われ、若手社員を戦力化していく為にも
女性心理を理解し、女性の資質に合わせた対応をとることが必要といえます。
もちろんこれだけで「この人についていきたい」と思わせる事はできませんが、
これらの小さな積み重ねによって「ついていきたい」と思わせる上司への一歩となります。
そして女性の視点は違うというポイントを踏まえ、スタッフの成長を本気で願う想いがあれば、
きっと何かが伝わるはずです。
その「本気」が相手に伝わった時、スタッフとの間に「信頼」が生まれるはずです。
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