皆さんはポジティブアクションという言葉をご存知ですか?
ポジティブアクションとは、
働く事や仕事に対する意欲の高い女性を積極的に登用し、
能力を発揮してもらおうという企業の取り組み、それら
の制度のことを言います。
日本企業の多くは女性管理職、女性経営者などの活躍が
まだまだ少ない状況です。
しかしながら昨今はポジティブアクションを実行し、女
性を積極的に登用することで優秀な人材の確保や、女性
の活躍によって業績の向上をあげるなど女性活用の取り
組みに力をいれている企業も出てきています。
そういった企業では育児中の女性が仕事を続けやすいよ
う勤務時間を短縮できるようにしたり、社内に託児所を
もうける等の施策をおこなっています。
もちろん企業側の努力だけでなく、働く女性側の意識改
革や行政の施策も大切です。
ではポジティブアクションによって生まれるメリットを
みてみましょう。
1 女性労働者の労働意欲の向上
2 女性の活躍が周囲の男性にも刺激を与え、結果的に生産性が向上
3 多様な人材による新しい価値の創造
4 幅広い資質の労働力の確保
5 外部評価(企業イメージ)の向上
といった事が挙げられます。
では以上のようなメリットを生み出すポジティブアクション
の具体的な取り組み方法をみてみましょう。
まずは、その業務は男性にしかできない内容か?を吟味し固定的、
一面的な男女の役割分担を見直しましょう。
また、幹部が男性ばっかりに偏っていませんか?
世の中の半分は女性です。
経営面や業務を進める上で,女性の視点が活かされないのは,
企業にとってもマイナスです。
有能な女性を積極的に登用するために採用枠を増やす検討をしてみましょう。
そして、
従業員の「仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)」を応援する
ことで、有能な従業員が,育児や介護で退職することを防ぐことができたり、
生活にメリハリをつけることで,仕事へのモチベーションが上がるなどの
効果が期待できます。
このような施策を行うことで男性・女性の適材適所の役割分担を可能とし、
それは仕事の効率化、業績の向上へと繋がっていきます。
家事に取り組む事の多い女性社員は残業をおこなうのが難しい状況にあり、
仕事の効率化をはかり残業時間を減らす事で、育児と仕事を両立させると
いう事例もあります。
また、一般的に女性は男性より細かい所に気づくといわれており、ターゲット
にもよりますがマーケティングの観点からも、女性の視点というのは有効なア
イディアを引き寄せてくれる場合もあります。
以上のようにポジティブアクションは女性だけでなく結果的に男性も働きやす
い環境へとなっていくことを可能とします。
皆さんの会社では女性活用は進んでいますか?
まだ、そこまで力を入れていないのであれば業績向上の一手として一度
ポジティブアクションを検討してみてはいかがでしょうか?
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