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【第6回】ビジネスにおける宴席のマナー新入社員編

印象管理コラム

 こんにちは。マナーコンサルタントの樋口智香子です。

 春、桜の季節。学生から新社会人として、新たな門出をむかえる方も多いことでしょう。入社式や新人研修の他、新入社員の歓迎会に招かれる方もいらっしゃるでしょう。ぜひ、会を楽しんでいただきたいものですが、上司や先輩たちとのお酒の席は、学生時代の飲み会とは違い、新人ならではの気くばりが必要です。知らずに失礼な行動をしてしまうことがないよう、宴席のマナーをおさえておきましょう。

乾杯の際、目上の方のグラスより自分のグラスを下にする

 グラスに注がれたビールなど、グラスを合わせて乾杯をする場合は、目上の方のグラスよりも、自分のグラスを下に下げる、という独特のマナーがあります。グラスは、両手で持ちましょう。「よろしくお願いいたします。」などと言葉を添え、謙虚な姿勢で、下方からグラスを合わせるようにします。

頃合いを見計らって、あいさつ回りをする

 乾杯が終わり、向かい側や隣に座った方としばらく会話をしたら、頃合いを見計らって、参加者に挨拶回りをします。このとき、ビール瓶を持ちお酌をしながら回るのが自然です。上座に座った地位の高い方から順番に、一人ずつお酌に回ります。「失礼いたします。」「ご挨拶をさせていただけますでしょうか。」など、ひとこと添え、お酌をしながら「がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」「これから、ご指導の程、よろしくお願いいたします。」などと、丁寧に挨拶をしましょう。

ビール瓶でお酌をするときは

 ビール瓶を持つときは、ラベルが上に見えるように持ちましょう。このとき、必ず両手で持つこと。右手でラベルの下あたりを持ち、左手は下から添えるようにするとよいでしょう。ビールは勢いよく注ぐと泡が立ちすぎるので、ゆっくり注ぐのがポイントです。

お開きの後と次の出社時、御礼のあいさつは2回する

 宴席がお開きになり、解散をする前には「本日はありがとうございました。」と、相手の目を見て、御礼を述べましょう。黙って帰ってしまうようなことがないように。堅苦しくなりすぎる必要はありませんが、最初の宴席ですので、少しばかりの緊張感は、最後まで保っていてください。翌朝(または次の出社日の朝)には「昨夜は(先日は)ありがとうございました。」と、もう一度、御礼を伝えましょう。

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